【UMA】クランプスはクリスマスの鬼!

クリスマスはリア充の人なら素晴らしく、陰キャの人でもそれなりに楽しいイベントです。

そんなハピネスシーズンのクリスマスですが、本場ヨーロッパでは邪悪な鬼もうろつくのだそうです。

 

クランプスと呼ばれており、サンタクロースと対極にある存在として伝承されています。

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クランプスとは?

クランプスは「日本のなまはげ」のようなものと考えればいいでしょう。

サンタクロースは良い子にプレゼントをくれますが、クランプスは悪い子をムチで打ったり、地獄へ連れてゆくのだそうです。

 

別名をブラックサンタ……う、強そう。

ドイツ、北イタリアからハンガリー、ルーマニア、ポーランドに至る中央ヨーロッパで言い伝えられています。

 

姿は『悪魔に似る』とされ、ヤギのような角を持った鬼といったイメージです。

クリスマスシーズンにはクランプスに扮した人々がパレードし、『悪い子はいねーがー』とは言わないでしょうが、各地で恒例行事になっているようです。

 

ルプレヒトというムチを持った白髭の悪魔と同行するともいわれます。

クランプスとルプレヒトを同類と考える人もいるようです。

 

UMAではなく、悪魔や妖精妖怪の類でしょうか。

実際にクランプスを見た、遭遇したという事例は見つかりません。

 

キーワードは子供と山?

世界中で伝承される怪物の中には、子供を狙うものが多くいます。

クランプス、なまはげの他にもホラー映画「ハロウィーン」に登場するブギーマン(映画では殺人鬼)や、ムーミンにも

 

出てくるモラン、悪い子を袋に入れて誘拐するハイチのトントン・マクートなどです。

『悪い子は怪物に連れていかれるよ』といった脅しは世界共通なのでしょう。

 

そして、多くの怪物たちは普段、山の奥地に棲息しているようです。

山岳信仰がある一方で、人の行くことが少ない山奥には、人間に危害を加える魔物がウヨウヨいるとも信じられてきました。

 

クランプスも山にいるといわれており、伝承が残る地域はどこも山岳地帯なのです。

クランプスの歴史は古く、一説にはキリスト教よりも古いのだそうです。

 

紀元前からヨーロッパにいた「何か」が、宗教的な演出を加えられ、クランプスになったとも考えられるのです。

その成り立ちから正体を推察できるかもしれません。

 

山の悪党が具象化されたクランプス!

日本でも「山の怪」というように、山は昔は異世界と捉えられていました。

ハイジのおじいさんみたいな偏屈な隠者や、山の民さえ悪魔的と見なされていたのです。

 

加えて山には山賊がおり、中には「子盗り」をする集団もいました。

つまり神隠しですね。

 

子供を攫って売り飛ばす犯罪者集団がいたのです。

そんな連中が根城にする場所といえば、まず人けのない山中がうってつけでしょう。

 

クランプスも子供の敵ということで、そういった連中の存在と関連がありそうです。

山に幼児を近寄らせない怪物話ができて、法治が進むにつれ子盗りも減り、クランプス伝承だけが悪い子供を脅す道徳的嘘として残ったのでしょう。

 

怪物は子供には効果的です。

私も幼い頃は、獅子舞を見るたびにギャン泣きした記憶があります。

 

クランプスも怖い存在ですが、悪意のようなものは感じられません。

むしろ子供を正しく導くものとして、これからも伝承されてゆくことでしょう。

 

まとめ

クランプスとなまはげは本当によく似ています。

欧州と日本でここまで似るとは驚くほどです。

 

最近は子供への体罰が問題になりますが、怖がらせることは世界共通の躾法ともいえそうです。

甘やかす時代だからこそ、クランプスのような概念は逆にとても必要なのかもしれませんね。

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